シルバニアファミリーのお人形は、大人サイズのお人形でも身長7cmととっても小さいので、使う布も小さいお人形に合わせた布選びをすることが大切です。
生地の厚みや柔らかさ、目の細かさなど。手芸屋さんに行くと、様々な種類の生地があるので迷ってしまいます。
厚みのある生地を使ってしまうと、せっかく作ったお洋服がゴワついて腕が通らなかったり😢逆に生地が薄すぎて強度が心配になったり、着せにくかったり。
生地の種類は、厚みや織り方、素材が様々なので、小さなお人形のお洋服に適した生地についてまとめてみたいと思います。
・小さなお人形の洋服に適した生地
薄 ①ローン(細い綿糸で織られた透け感のある薄い平織りの生地)
↓ ②ブロード(細い綿糸で織られた平織りの生地)
↓ ③シーチング(ローン、ブロードに比べて太い糸で織密度が粗い平織りの生地)
厚
①ローン
ローン生地は薄手ですが、細い糸でしっかりとした密度で織られているので、見た目よりも強度はあります。シャツやブラウスに使われています。
糸が細く目が細かいのでさらっとした気持ちの良い触り心地。
60番手、80番手など、数字が多いほど細い糸で織られています。
シルバニアの服に使うなら、60番手も80番手もどちらも使えますし、柔らかな印象のギャザースカートやフリルたっぷりのブラウスにとても適していると思います。
私はリバティのタナローン生地をよく使いますが、オシャレな柄がたくさんあるので、柄が小さなものを選ぶと最高に可愛い服が出来上がります。
また、ローン生地は薄地でやや柔らか過ぎるので、ふんわりしたスカートやフリル部分にはそのまま1枚で使っていますが、見頃部分のやや強度が必要な部分のみ薄手の裏地用生地を重ねて作っています。
②ブロード
薄地から厚地まで幅広いですが50番手以上の糸が細めの平織り生地です。
ローン生地よりもやや厚めのものが多いですが、こちらも細い糸でしっかりとした密度で織られているため滑らかで、カッターシャツやブラウスなどに使われています。
こちらの生地も私は薄すぎず厚すぎずちょうど良い生地だと思います。むしろローン生地よりも縫いやすいですし、ギャザーも寄せやすいので綺麗に仕上がる印象です。
裏地は付けても付けなくてもどちらでも大丈夫ですが、私は見頃部分はかっちりと仕上げたいので、見頃部分のみ薄手の裏地を付けています。
③シーチング
太番手の糸で粗めに織られているものが多く、シーツや布団カバーなど寝具によく使われている生地です。ローンやブロードよりも値段が安く、色や柄の種類が豊富なのも魅力です。
シルバニアのような小さな服を作る際には、裏地なしで十分です。ギャザーも寄せることが出来ます。フリルなど付けずシンプルで装飾の少ない服であれば、シーチングが一番縫いやすいです。色の種類も豊富で可愛い柄の生地も多いので、自分好みのお気に入り服が出来るのも良いところです。また、裏地を付ける手前も省けるので、初心者の方にはおすすめです。
私は、シルバニアのお父さんのズボンやシャツを作る時にはシーチングを使います。
・その他
タナローン、ブロード、シーチング以外にも、例えばサテン生地を使えば高級感のあるドレスが作れますし、シフォン生地やチュール生地をサテン生地に重ねれば、より華やかなドレスが作れます。
また、リボンやフェルトでも簡単にお洋服が作れます。シルバニアファミリーの服の型紙や作り方が載っている本もあります。眺めているだけでも可愛い写真が万歳です♪
シルバニアファミリー服の書籍については、また別の記事でまとめてみたいと思います🍀